三隣亡(さんりんぼう)とは?2022年(令和4年)はいつの日に?

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「三隣亡(さんりんぼう)」って言葉、聞いたことありませんか?

あまり聞き慣れない言葉ですが、一体どんな意味なんでしょう?

 

漢字で「三隣亡」と書きます。

三つ隣りが亡くなる?

何かあまり良い意味ではなさそうですが・・・

 

というわけで、「三隣亡」の意味など調べてみました。また、

「三隣亡の日にやってはいけないこと

2022年はいつの日が三隣亡になるのか?」

など、気になる情報もどうぞご覧ください!

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三隣亡とは

三隣亡とは、暦に関係する言葉。

選日(せんじつ)のうちの一つです。

三隣亡カレンダー

出典:Yahoo検索画像

選日とは、その日が「吉」なのか「凶」なのかを占うもの。干支の組合せなどによって決まります。

たとえば、「(○月○日)はこんな日柄(選日)だから、婚礼には吉。式場の予約を入れておこう!」といった具合。

 

ちなみに選日には以下のものがあります。

  • 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
  • 不成就日(ふじょうじゅび)
  • 三隣亡(さんりんぼう)
  • 八専(はっせん)
  • 大犯土・小犯土(おおつち・こつち)
  • 天一天上(てんいちてんじょう)
  • 天赦日(てんしゃび)
  • 土用(どよう)
  • 十方暮(じっぽうぐれ)
  • 三伏日(さんぷくび)

そして「三隣亡」の選日の意味は、「建築上の凶日」とされています。

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三隣亡の由来

実は「三隣亡」は今では「建築上の凶日」とされていますが、元々は「三輪宝」と書き、家を建てるのに吉日、良い日柄だったんです。

江戸時代の暦では「屋立てよし」「蔵立てよし」となっていました。

しかし、ある年の暦の編者が「し→し」と書き間違え、「屋立てし」「蔵立てし」に。本来とは全く正反対の意味になってしまいました。

後に「三輪宝」が凶日では都合が悪いということで、同音の「三隣亡」(三件隣まで滅ぼす)となり、現代に至っているという説が有力です。(本来の由来は不明)

三隣亡にしてはいけないこと

建築工事、柱立て、棟上げ・・・

など建築に関わること全般は避けた方が良いとされています。

三隣亡 してはいけないこと

「この日に建築をすれば、火事を起こし近隣3軒を焼き滅ぼす」と言われ、家を建てたり建築儀礼を行うと、隣近所に災いを及ぼしたり、工事にかかわる大工が大怪我をするなどとも言われています。

怖いですね・・・

 

具体的に避けたほうが良いとされているのは

  • 建築関係(建築工事、柱立て、棟上げ、地鎮祭など)
  • 移転
  • 引っ越し
  • 高い所に登る
  • 贈り物をする
  • 結婚式・入籍

「高い所に登る」は、大工さんの仕事上ですること。

また、「結婚式・入籍」は、「家庭を築く」「大黒柱になる」という建築的な意味合いにも受けとれ、避けられているようです。

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2022年(令和4年)三隣亡の日はいつ?

2022年の三隣亡の日は以下の通りとなっています。

日にち(曜日)
1月1(土)、5(水)、17(月)、29(土)
2月15(火)、27(日)
3月14(月)、26(土)
4月11(月)、23(土)
5月10(火)、22(日)
6月3(金)、6(月)、18(土)、30(木)
7月16(土)、28(木)
8月14(日)、26(金)
9月7(水)、10(土)、22(木)
10月4(火)、8(土)、20(木)
11月1(火)、18(金)、30(水)
12月15(木)、27(火)

日柄を気にされる方は、2022年においては、上の表にある日にちに「建築関係全般の行事」をするのは避けた方が良いかもしれませんね。

 

2022年(令和4年)は「五黄の寅」の年。

「五黄の寅」はどんな年か気になる方はこちらの記事をどうぞ↓

五黄の寅とはどんな意味?有名人・芸能人には誰がいる?
「五黄の寅(ごおうのとら)」という言葉の意味を知ってますか? あまり聞き馴染みのない言葉ですね。 「丙午(ひのえうま)なら聞いたことがある」という人は結構いると思います。 (丙午とは...

年間三隣亡?

なんと、年中通して「三隣亡」という「年間三隣亡」なるものがあります。

十二支のうちの「寅」「午」「亥」の年が、1年中が三隣亡になってしまうという、なんとも建築会社泣かせなもの。

ただ、これは山形県のみにある「三隣亡」だそうです。

「庄内地方、最上地方の大工さんが、同業者への嫌がらせをするために言い出した」というのが元で広がった説があるそうです

結局は、言い出した大工さんも、自分自身の首も絞める事となり、廃業に・・・というなんとも笑い話みたいなオチに。

 

もちろん、迷信だとは思いますが、やはり日本人は縁起を気にします。

この話は山形県各地に広がり、今でも「年間三隣亡」の年には新築件数が極端に少なくなるという現象が起こっているんだそうです。

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まとめ

いかがでしたか?

日本大百科全書(ニッポニカ)によると、

この日に建築(とくに棟上げ)することを忌む風が広くあり、火事になるなどという。近世に陰陽師(おんみょうじ)などといわれる人々が広めた俗信で、いまも気にする人があるが、もちろん、なんの根拠もない。[井之口章次]

など、迷信としているものも多いようです。

 

しかし、日本人は縁起を担ぐのが好きで、現代でも三隣亡の日は建築関係は避けるのが一般的。

「迷信なので気にしないよ!」という人もいるでしょうが、引っ越し先のご近所さんが気にするかもしれません。

 

近所づきあいなど考えると、「三隣亡の日」は建築関係のことは避けた方が無難かもしれませんね。

 

以上、三隣亡(さんりんぼう)とは?2022年(令和4年)はいつの日に? でした。

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