「書留(かきとめ)郵便で~す!」と郵便局のお兄さんが玄関に。
何気にハンコを押して郵便物を受け取りましたが、「んっ、書留郵便?」。
郵便局のお兄さんに訊くのも恥ずかしかったので調べてみました。
「書留」とは郵便サービスの一つで、「簡易書留」「現金書留」「一般書留」の三つの総称です。
では、具体的にどういったサービスなのでしょうか?それぞれのサービス内容を一緒に見ていきましょう。
書留(かきとめ)とは何?
万が一、郵便物を出してから届くまでの途中で、壊れたり紛失してしまったりして、届かなかった場合に、実損額を賠償するサービスです。
英語では『 Registered(登録された) mail(郵便物) (レジスタード メール)』と言います。
郵便物を、いつ、どの郵便局で引き受けたか、どこの郵便局から配達されたか、などが記録されます。
書留の種類には「簡易書留」「現金書留」「一般書留」があります。
簡易書留とは?
ほかの書留に比べて料金が割安です。
その分、賠償額は他の書留より安く、5万円までの実損額となります。
また、配達記録は「引き受け」と「配達」のみとなります。
※くわしい書留の料金はこちら ⇒ 郵便局ホームページ 書留料金表
現金書留とは?
現金を送る時専用の書留。
簡易書留よりは料金が高い分、賠償額が多いです。
料金を上乗せしていくことによって、賠償額が増えていきます。
※くわしい書留の料金はこちら ⇒ 郵便局ホームページ 書留料金表
一般書留とは?
簡易書留より詳しく、「引き受け」~「配達まで」の過程を記録してくれます。
例えば、ダイヤモンドや時計など高級品などが対象となり、現金以外の物に限られます。
こちらも、簡易書留よりは料金が高い分、賠償額が多いです。
また、料金を上乗せしていくことによって、賠償額が増えていきます。
※くわしい書留の料金はこちら ⇒ 郵便局ホームページ 書留料金表
書留の料金は?賠償額は?
「簡易書留」「現金書留」「一般書留」は料金が異なります。
また、「現金書留」と「一般書留」は支払う料金によっても賠償額が変わってきます。
それぞれの料金は下のリンクからごらんください。
郵便局ホームページ 書留料金表
簡易・現金・一般書留 それぞれ具体的な使い道は?
簡易書留の使い道
紛失や破損したら困るもので5万円以下の物で、色々なものが送れます。
具体的に例をあげると・・・
・仕事で使う大事な書類
・小切手(5万円以下)
・学校の願書等 重要書類
・舞台やコンサートのチケット
・時計やアクセサリー(5万円以下)
などなど。
現金書留の使い道
・現金を送る(あたりまえですが・・・)
その他に、現金書留の便利な使い方で、お祝いなどをのしぶくろに入れて送ることができます。
2種類(現金封筒・大型現金封筒)の専用封筒がありますので、用途ごとに購入(21円)して、郵便局で手続きをしてください。
一般書留の使い道
現金以外の貴重品で、5万円以上の物を送る場合に使います。
賠償の最高額は500万円まで(平成28年8月現在)。
※支払う料金によって保証額が増えていきます。
具体的には
・高級腕時計
・指輪(5万円以上)
・ネックレス(5万円以上)
・宝石(5万円以上)
などなどを送ります。
簡易・現金・一般書留 それぞれ出し方は?
一般書留・簡易書留の出し方
普通に封筒に住所・名前・郵便番号を書いて、郵便物を入れ、郵便局の窓口へ持っていけばOKです。
封筒は特に指定があるわけではないので、一般の封筒を使ってもらえば大丈夫です。
窓口で職員に「一般または簡易書留でお願いします」と伝えてください。
紙を渡されますので、それに記入をして、料金を払えばOKです。
支払った後は、控えがもらえるので 相手の手元に無事届くまでは 控えを大切に保管しておいてくださいね。
問い合わせ番号が書いてあるので、それで確認できます。
現金書留の出し方
専用の封筒があります。
現金封筒または大型現金封筒にいれます。
大型現金封筒はのし袋なども入る大きさなので、お祝いなどのお金を送る時に使用します。
※現金封筒・大型現金封筒は窓口で購入できます(両方とも売価21円)。
封筒に必要事項を記入し、郵便物(現金やのし袋等)を入れます。
ここで封筒にふたをするのですが、上ふた・中ふた・下ふたとありますので、封筒に書いてある順番にふたを貼ります。
ふたを貼ったら、3か所に割り印(署名でもOK)をすれば、あとは郵便窓口に出してお金を払えばOKです。
こちらの場合も控えと領収書が渡されますので、大事に保管してくださいね。
最後に出す時の注意!
普通に郵便ポストに入れて配達することはできません。
必ず郵便窓口に出してくださいね!
あとがき
最後まで記事を読んでくださりありがとうございます。
書留郵便についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
大事なものを送る時は「書留郵便」を使いたいですね。
この記事を参考に、書留郵便を使用してもらえたら幸いです。
ではまた、「わかるね情報局」でお会いしましょう。
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