毎年やってくる運動会。かけっこ競争ではいつもビリ・・・。
足の遅いお子さんや、その親御さんにとって、「足が速くなりたい」のは運動会の悩みのひとつですよね。
「やっぱり、足が遅いのは才能・遺伝なのかなぁ~」とあきらめていませんか?
大丈夫ですよ!足が遅いのは才能・遺伝なんかじゃありません。
実は、速く走るために、ある3つのことをマスターすれば、誰だって速く走ることが出来るようになるのです。
足が速くなるための方法
足が速くなるためには
①正しい姿勢
②正しい走り方
③レースの運び方
以上の3つをマスターすれば、間違いなく足が速くなれます。
では、順に詳しく見ていきましょう。
①正しい姿勢
よく前傾姿勢で走ると速く走れると思っている方がいますが、これは間違いです。
前傾姿勢はスタート直後の時だけです。
地面に対して背骨を垂直にするのが理想のフォームです。
あのマイケル・ジョンソンのフォームをみると逆に後ろにそっているんじゃなか、と思うほどです。
では、なぜ前傾がダメで まっすぐが良いのか?というと、前傾のままだと地面に対してひざが高く上げれず、地面を蹴る力が充分に発揮できないからです。
姿勢がまっすぐだとヒザを理想の高さに上げることができるのです。
②正しい走り方
②-1 足の着地の仕方
つま先から着地し、かかとを着けないようにしましょう。
よく、バネのような筋肉という言葉を聞いたことがあると思いますが、かかとを地面に着かないことで、足がバネのような働きをするのです。
地面からの反発力を充分に高めることができるのです。
②-2 腕の振り方
足ばかりに目が行きがちですが、実は腕の振りは足の動きと同じぐらい重要です。
体というのはバラバラに動くのではなく、繋がっているのです。
腕の振る回数と、足の回転する数は同じで、腕が速く振れないと 足も速く回転しません。
腕を振る時に気を付けなければいけない事は、身体は常に正面を向き(左右に向きがブレない)腕をまっすぐに大きく振ることです。腕を横に振ると力が外へ逃げてしまいます。脇を空けないよう体のすぐそばを腕が通るように振りましょう。
走るの速さは 歩幅×ピッチ(回転数)で決まります。
②-1、②-2をふまえて足の回転を速くするトレーニングを紹介しますので参考にしてください。
③レースの運び方
スタートから最後までとにかく全力で走ることが、速く走ることだと思っていませんか?
実は、それは間違っています。
スタート時にいきなり全力を出してはトータル的に見て、速いタイムを出すことはできません。
前半で力を使って後半で力がなくなっては意味がありません。
世界十種競技マスターズの部(40~44歳)で100mで4位、200mでは銅メダル、十種競技では元日本王者の武井壮氏も言っていますが、たとえば、重いボウリングの玉を転がそうとしたとき、速く手で叩いても大きな音がなり 手が痛いだけで全然転がってくれません。
始めはグッと力で押して徐々にスピードがついてきたら速く手で押して転がせるのです。
これは人間の体もおなじで何十キロある体重をトップスピードにもっていくにはスタートから徐々に力を出していくのが良いのです。
まさにこのレース運びの仕方は、あのボルトやカール・ルイスと一緒。
あとでグングン加速していく理想の走り方なのです。
ただし、勘違いしやすいのですが、「力を抜いてスタートを遅く走る」という意味でありません。
短距離走では少しのタイムロスが命取りになるので、スタートの反応は素早くすることが大事です。
そして最後はゴールテープを目指すのではなく、テープの5mぐらい先にゴールがあるぐらいのイメージで、走りきってください。
スタートダッシュのコツがわかる動画があるので参考にどうぞ。
家で出来る♪足の速くなる体操!
足の速さ = ピッチ(回転数)×歩幅 です。
そのうちの 歩幅を 大きくするための体操です!
おわりに
いかがでしたか?
①正しい姿勢
②正しい走り方
③レースの運び方
の3つをマスターして、今年の運動会ではぜひ1等をとってくださいね!
ではまた「わかるね情報局」でお会いしましょう。
よい、運動会を。
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