酸化した食用油は体に悪いってよく聞くんだけど、どのように体に悪いの?
そんな疑問もっていませんか?
そもそも「酸化」ってどんな意味なんでしょうか?
「林修の今でしょ!講座」で、食用油を研究して20年という麻布大学 生命環境科学部 食品生命科学科 教授の森口徹氏が講師として登場。食用油の酸化のことをわかりやすく解説してくれました。
酸化とは
よく「酸化」という言葉を耳にすることがあると思います。
一体どういう意味なんでしょうか?
酸化とは、「物質に熱が加わることで酸素(O2)と結びつく現象」等を言います。
例えば、鉄を燃やすと、空気中の酸素が鉄と結合し、酸化して錆びてしまいます。
番組では、森口先生が「油の酸化=鉄が錆(さ)びる」と表現していました。
鉄が酸素と結びつくことで錆びてしまいボロボロに。これと同じようなことが油にも言えると解説。
熱が加わると、空気中の酸素が結合。
油が酸化した状態に。
なぜ酸化した食用油は体に悪いのか?
私たち人間の体は、「細胞」でできていますよね。そして細胞ひとつつひとつに膜があります。その膜はすべて「油」でできているんです。
酸化してしまうと、この細胞の膜が硬くなってしまうんです。
細胞の膜が硬くなってしまうとこんな問題がおこります。
細胞は、外から必要なものを取りこんだり、逆に不要なものを外へ出したりするのですが、その時に膜が硬くなると、出し入れがスムーズにいかなくなってしまいます。
つまり、酸化すると細胞の膜が硬くなり、細胞の新陳代謝が悪くなってしまうんです。
酸化した食用油を取り続けるとこんな怖いことが・・・
- 肌 → カサカサに
- 血管 → 動脈硬化
- 脳 → 認知機能の低下
など、体のすべての機能を低下させてしまいます。
酸化した食用油って、こんなに体に悪いんですね。
最後に
いかがでしたか?
揚げ物などで使う油、今まで使い回しなどしていた方も結構みえるのではないでしょうか?
しかし、食用油は一度熱が加わると酸化してしまいます。この酸化した食用油は体にとっても悪いんですね。
もったいないようですが、病気や老化が進んでしまっては身も蓋もありませんね。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございます。
以上「酸化した油について」お届けしました。
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