スズメバチ、とっても怖いですよね。
有効なスズメバチ対策って何なのでしょうか?
「ソレダメ!あなたの常識は非常識!?~」(テレビ東京)の9月14日オンエアで「スズメバチ対策の新常識」というテーマで放送されたのですが、
今までの常識が覆される衝撃の内容でした・・・
その内容とは、
「蜂には黒い服装は危険!」とよく言われますが、それでは、白い服は安全? → ソレダメ!
スズメバチに刺された時、スズメバチを刺激しない様にとゆっくりその場から離れる方が良い? → ソレダメ!
など。
では、正しいスズメバチ対策とはいったいどんなものでしょうか?
「ソレダメ!~」では、スズメバチの対策の講師として、毎年500件以上のハチ駆除をしているという、スズメバチ駆除のスペシャリスト「ハッチ―小川氏」が登場!
「出回っている情報を鵜呑みにするのは非常に危険です!」とハッチ―氏。
では、どんな対策がスズメバチに有効なのか?「ソレダメ!」を参考に、スズメバチ対策をお伝えしていきますね。
スズメバチには 何色の服が狙われやすいの?
よく黒色の服が狙われやすい!と言われますが、かと言って「白い服」が安全と言うわけでもないんです。
それどころか、黒色の服が安全の場合もあるのです。
実は、スズメバチは対象物を色で判断しているというより、色のコントラスト(明るさの差)で確認しています。
つまり、明るい所で黒色の服は襲われやすく、暗い所では白色の服のほうが襲われやすいのです。
「ソレダメ」では、黒い風船と白い風船を、明るい場合と暗い場合の2パターンで、スズメバチの巣に近づける実験をしました。
明るい場合は、黒い風船がすぐに割られてしまいましたが、暗い場合では白い風船がすぐに割られ、黒い風船は割れていませんでした。
つまり、スズメバチに襲われやすい色の服は、周りと明るさの差がハッキリしている色の服なのです。
ちなみに、コントラストで見ると、白に近い色から順にしていくと、
白 → 黄 → 青 → 赤 → 黒
のようになります。
もしスズメバチに刺されたら・・・
スズメバチに刺されたら、「スズメバチを刺激しない様に、その場からゆっくりとさがって離れる」のが良いと思っている人が多いのではないかと思います。
しかし、それは間違った認識なのです。
一度刺された相手は、スズメバチの敵の的となってしまうのです。
これは“警戒フェロモン”というものの働きによるもので、刺した毒にこの警戒フェロモンの成分が含まれており、このフェロモンが他のスズメバチたちに敵がいることを教え、一斉に襲ってくることになるのです。
なので、その場から一刻も早く離れた方が良いのです。
刺されたら、迷わずダッシュして逃げる、が正解です。
100mも離れれば、この警戒フェロモンが届かないとのこと。
「スズメバチを刺激しない様に、その場からゆっくりとさがって離れる」のは、刺される前にスズメバチの存在に気付いた場合の有効な行動です。
刺された場合の応急処置
スズメバチに刺されてしまった時の応急処置を紹介します。
①傷口を流水でよく洗う。
②吸引器か手を使って毒を絞り出す。
この時口で毒を吸い出すのはNGです。口内に傷口があると体内に毒が入ってしまいます。
③毒を絞り出したら虫刺されの薬を塗る。
④速やかに病院へ行きましょう。
以前にもスズメバチに刺されたことがある場合、※アナフィラキシーショックという症状が出て、最悪の場合は死に至ることもあります。
※アナフィラキシーショック・・・アレルギー反応の一つで、めまいや、嘔吐、動悸、呼吸の異常、意識障害などの症状を起こす。重篤なものになると死亡することもあり、すぐに処置することが大事です。
その他ソレダメ!の常識を紹介
・スズメバチは郊外にしかいないと思っている・・・ソレダメ~!
スズメバチの巣は、東京23区であっても、いろんな場所で発見できます。
番組では駐輪場のすぐ脇の垣根に、直径15cmのスズメバチの巣がありましたが、垣根を揺すると振動が巣に伝わり、スズメバチが一斉に巣から出てきて、カメラなどに向かって襲って来ていました。
巣は都会の身近な場所にもあり、垣根の他に、軒下、通気口などいたるところに巣を作って活動します。
・スズメバチに 虫よけスプレーが効くと思っている・・・ソレダメ~!
虫よけスプレーは蜂を対象に含んでおらず、効果はありません。
さらに、もっと注意しなければいけないのは・・・
香水!
などの匂いの強い物。
スズメバチは匂いに非常に敏感で、敵だと思って襲ってくることがあるので、香りの強いものを身につけている時は、スズメバチのいそうな場所にはけっして近づかない様にしましょう。
その他 スズメバチについて知りたい
スズメバチにもいろんな種類があり、特徴や危険度、活動時期など様々です。
スズメバチの種類 特徴や危険度についてはコチラを参照!
あとがき
いかがでしたか?
今まで良かれと思っていたことが、実は危険だったりしませんでしたか?
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました。
それではまた、「わかるのミカタ」でお会いしましょう。
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