「ちはやふる」ってどんな意味?

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chihayafuru

ちはやふる」という映画が4月29日全国ロードショー!
最近テレビにラジオに「ちはやふる」という言葉をよく聞きます。

ラジオでよく耳にするのは、その映画の主題歌でperfumeの「FLASH」という曲。

その歌の中で「・・・速いときの中で ちはやふる・・・」と何度か、頭の中にリフレイン。

「ちはやふる」ってそもそもどんな意味なんだ!?

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映画「ちはやふる」は元々、末次由紀さん原作の少女漫画で、テレビアニメが元に作られたもので、
競技かるたをテーマとして、主人公「綾瀬千早」という少女が登場。

うーん、主人公の千早ちはやふる・・・
まだ「ちはやふる」の意味がはっきりわかんないなぁ~。
かるたと関係しているのかな?

そこで、この「ちはやふる」を調べてみました。

「ちはやふる」とは?

これは「枕詞(まくらことば)」の一つで、

Weblio古語辞典によると
ちはや-ぶる 【千早振る】、
「たけだけしい。荒々しい。」という意味で「神」などを導く枕詞で勢いの激しいさまを言うらしいです。

「ちはやふる」で有名な和歌

そして、この「ちはやふる」は
六歌仙の1人で、在原業平(ありはらのなりひら)という歌人呼んだ和歌で古今集の中に出てくる
「ちはやぶる神代(かみよ)も聞かず竜田川 韓紅(からくれなゐ)に水くくるとは」
という和歌の中で登場します。

小倉百人一首」の中にも登場し、なるほど、これが「競技かるた」に出てくる訳ですね!

 

この和歌の意味は

不思議なことが多かったという神代でも、こんなことは聞いたことがない。竜田川の水を、紅葉(もみじ)の葉が紅(くれない)にくくり染めにするなんて。

とのこと。

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またこの「ちはやふる」題材とした面白い古典落語があったので紹介します!

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落語「ちはやふる」

「先生」と呼ばれている隠居(仕事を引退した人みたいな意味)がお茶を飲んでいると、顔なじみの八五郎が訪ねてきました。

八五郎は娘に小倉百人一首の「ちはやふる神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは」という歌の意味を尋ねられたが、答えられず、隠居に教えてもらいに来た。

隠居もこの歌の意味が分からなかった。

しかし「先生」と呼ばれている隠居としては、「わからない」と答えるのはカッコが悪い。そこで、とっさに次のよう答えてしまう。

『江戸時代、人気力士の大関「竜田川」が吉原へ遊びに行った。
その時に「千早」という花魁(おいらん:今でいうホステスみたいな意味でしょうか)に一目ぼれ。

しかし、千早は力士が嫌いということで竜田川は振られてしまった。
振られた竜田川、こんどは妹分の「神代」に言い寄る。
またも、「姐さんが嫌なものは、わちきも嫌でありんす」と竜田川の言う事を聞かず。

これが原因で成績不振になり竜田川は相撲を引退。
実家で豆腐屋の仕事を継いだ。

それから何年か過ぎ、竜田川の店に一人の貧しい乞食(こじき)女が訪れた。
「おからを分けてほしい」と頼まれ、竜田川は喜んであげようとしたのだが・・・、なんとその女は落ちぶれ変わり果てた千早だった。

怒った竜田川はおからを投げ、思い切り千早を突き飛ばす。
千早は井戸のそばに倒れ、「こうなったのも自分が悪い」と井戸に身を投げ入水自殺をした。』と隠居。

八五郎は「大関ともあろう者が、失恋したくらいで引退しますか?」、「いくらなんでも花魁(おいらん)が乞食にまで落ちぶれますか?」と納得いかない様子。

それでも隠居は何とか八五郎を納得させる。
やれやれと隠居が安心したところに、
八五郎が「千早振る、神代も聞かず竜田川、からくれないに水くぐる、まではわかったのですが、最後の『とは』は何ですか?」と尋ねた。

また、とっさの機転で隠居は答えた。
「千早は源氏名で、彼女の本名が『とは(とわ)』だった」と。

 

という内容のもので古典落語として有名だそうです。
三遊亭小雄三さんなどがこの落語を演じています。

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今回は最近よく耳にする「ちはやふる」についてでした。

では、また次回の「rakuru わかるね情報局」でお逢いしましょう。
See You again.

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