調理に使う油ですが、わりと毎日使うというご家庭が多いのではないでしょうか?
毎日使うものとなると、健康的にどうなのかなって、思いますよね。
しかし、調理用油って色んな種類がありすぎて、体にいい油を選ぶのに困っていませんか?
そんなあなたに、ぜひ参考にしてもらいたい番組が放送されていました。
「世界一受けたい授業」で、食用油の第一人者、油博士こと佐田教授が、体にいい油「3つのスーパーオイル」を紹介。
この記事では、3つのスーパーオイルについて
- 効能と効果
- 効率よく栄養を摂取するための調理法
を紹介していきます。
また、食用油といえば、加熱しても良いのかも気になりますよね。
加熱についてや、その他絶対やってはいけないことも併せてご覧ください!
「世界一受けたい授業」で油の解説をしてくれた講師はこの人
「油博士」と呼ばれている徳島大学教授の佐田政隆先生。
佐田教授は東大医学部の出身。
著書の「血管がぐんぐん若返る エゴマ油の健康レシピ」が話題になりました。
まさに食用油の第一人者ともいえる先生です。
油博士おすすめ「3つの体にいい油」とは
- えごま油
- 米油
- マカデミアナッツオイル
この3つが、油博士がおすすめするスーパーオイルです。
では、順に「効能・効果」や「効果的な摂取の仕方」、「間違った使い方」、「注目成分」を見ていきましょう!
1.えごま油
えごま油の効能・効果
えごま油の主な効能・効果には、
- 血液をサラサラに、細胞を活性化
- 糖尿病
- 認知症
- 心筋梗塞
- 動脈硬化
- 高血圧
- 脂肪燃焼、ダイエット効果
と多くの効能・効果があります。
まさにスーパーオイルですね!
では、効果的に摂取するのにおすすめの食べ方も見ていきましょう。
上手な「えごま油」の摂り方
- 手作りドレッシングに。
- 納豆に混ぜる。
- 卵かけごはんに。
- 食べる直前に味噌汁に垂らす
めちゃめちゃ、お手軽に摂れますね。
えごま油の分量ですが、小さじ1杯程度でOK。
これで1日分の注目成分「オメガ3」を摂取できるんだそうです。
加熱は?
加熱はNG!
えごま油は熱に弱いため、加熱しないで使いましょう。
注目成分
えごま油の注目成分は、αリノレン酸(アルファリノレン酸)。
αリノレン酸は、オメガ3系脂肪酸の1つ。
青魚が持つ成分である「DHA」や「EPA」と同じ成分。
体に入ると酵素によって「EPA」や「DHA」に変わります。
ちなみに、このオメガ3系の脂肪酸は、人の体内で作ることができず、現代人が不足している「必須脂肪酸」。
このえごま油の注目成分「α-リノレン酸」の含有量が、とにかく圧倒的に多いんです。
- えごま油 60%
- オリーブオイル 0.6%
- ごま油 0.3%
全然、違いますね。
国産で人気のえごま油は?
売れ筋で高評価、おすすめの国産「えごま油」を3つ紹介します。
1.金のしずく
2021年の「えごま油」部門でベストセラーとなった「金のしずく」。
お値段は少し高めですが、品質は間違いありません。
2.朝日 えごま油
一食分ずつ一袋になっているため、持ち運びにも便利。
一食ずつの使い切りタイプで、品質劣化の心配がありません。
3.国産えごま油 【飛騨原産】
2.米油
米油の効能・効果
米油には
- 悪玉コレステロールを退治
- 老化予防
- 自律神経の調整機能
- 倦怠感の予防
- 不眠の予防
といった様々な効果があり、万能植物油です。
上手な「米油」の摂り方
えごま油とは違い、米油は熱に強いです。
揚げ物をするのに向いています。
抗酸化作用がすごい
スーパービタミンEが非常に豊富!
なんと通常のビタミンEの40~60倍もの抗酸化作用があります。
人気の国産米油は?
口コミで高評価、売れ筋の国産米油は以下の2つです。
1.まいにちのこめ油
ベストセラーのこめ油です。
お米の美味しい山形県産。
アマゾンで★5つ中、4.6とかなりの高評価なこめ油です。
2.築野食品 こめ油
「臭みがなくサッパリで、揚げ物に最適」との声が多いこめ油。
大容量で、天ぷらなどの料理時に最適!
3.マカダミアナッツオイル
マカデミアナッツオイルの効果・効能
- たるみやシワの軽減など美容効果
- 糖尿病の予防
- 脳卒中の予防
といった効果があります。
成分の「パルミトレイン酸」が、美容効果や糖尿病・脳卒中といった病気の予防に効果が期待されている最近注目株の食用油です。
加熱は?
マカダミアナッツオイルは、炒め物、揚げ物とどちらにも使えます。
効果的な取り方
サラサラで強いクセや臭いがなく、加熱してもつかえるので、
- パンに浸して食べる
- コーヒーに混ぜ入れて飲む
- お酢と混ぜてドレッシング代わりに、サラダにかけて食べる
- 炒め物や揚げ物に使う
などの摂り方がおすすめです。
1日に摂ると良い摂取量は、小さじ1杯程度。
味は、ほんのり甘いといった感じ。
注目の成分
注目の成分は「パルミトレイン酸」で、マカダミアナッツオイルやアボカドオイルに多く含まれる不飽和脂肪酸。
オメガ7(n-7)系脂肪酸のひとつで、血中の中性脂肪を下げる働きがあるといわれています。
おすすめの食用マカダミアナッツオイルは?
食用としてではなく、美容のためのマッサージオイルやスキンオイルとして売っている物も多いので、購入するときは注意が必要です。
売れ筋の食用マカデミアナッツオイルは以下の2つです。
1.Olivado(オリバード) マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツの原産地オーストラリア産のオイル。
遺伝子組み換えの原料は不使用、残留農薬もなし。
また、油搾・精製工程でも化学物質は不使用で、素材の良さをそのままに味わえると評判のオイルです。
2.オーフスカールスハムン マカデミアナッツオイル
世界25か国以上で販売されている人気オイル。
クセもなく、マカデミアナッツの香りと風味が、肉や魚料理によく合うと評判。
油で一番やってはいけない事とは?
「体にいい油」といわれる油も含め、すべての油で一番やってはいけないことがあります。
“酸化した油を使ってしまう”ことがそれです。
揚げ物など、熱した油を何度も使うと「酸化」してしまいます。
この酸化した油を取り続けると、血管壁に酸化した油がたまり、血液の通り道を狭め、高血圧の原因に。
- 脳出血
- 肌がカサカサになる
- 肝臓機能の低下
など、身体に及ぼす影響はかなりヤバいです。
せっかくのスーパーオイルでも酸化してしまっては身体に悪い油になってしまいます。
加熱した油を繰り返し使うことはぜったい避けましょう。
関連記事:食用油の健康に良い使い方は?間違った使い方は恐ろしい病気の原因に!
関連記事:食用油の酸化とは?油のスペシャリストがわかりやすく解説
さて、食用油ですが、加熱のことを気にしている方もいるのではないでしょうか?
上記で紹介しました「スーパーオイル3選」以外にも、加熱して良いのかダメなのか、下記にまとめましたので、良かったら参考にしてください。
加熱して良い油とダメな油は?
加熱して良い油
- 米油
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
- キャノーラ油
- ひまわり油
- 紅花油
加熱してダメな油
- えごま油
- グレープシードオイル
- 綿実油
- 大豆油
- 亜麻仁油
- サラダ油
- コーン油
- ゴマ油
以上、【世界一受けたい授業】油博士おすすめの体にいい油3選!加熱は?でした。
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