応援団の掛け声といえば「フレー!フレー!」ですが、
そもそも、どんな意味なんでしょうか?
応援の時といえば旗を振りますが、そこから「振れー!振れー!」となったのでは?と思っている方多いかもしれませんね。
実は、英語が由来なんです。
フレーフレーの意味
フレーフレーは英語の「hurray」からで、日本でいう「万歳」のような意味になります。
でも何で英語のフレーフレーが、日本の応援団の掛け声になったのか、気になるところですよね。
これには早稲田大学野球部が関係しているんです。
フレーフレーと掛け声するようになった由来は?
「早稲田大学野球部がアメリカから輸入した掛け声」というのが、フレーフレーの由来です。
時代は明治時代までさかのぼります。
当時の早稲田大学の野球部は、まだできたばかりで、弱小チーム。
その頃の強豪チームといえば「慶応、学習院、旧制第一高等学校(現 東京大学)」の3校でした。
そこで監督は「もし、この3校に勝ったら、アメリカへ連れて行こう」と約束。
なんと、1904年に強豪校の3校に全部勝つことができました。
そして翌年、1905年にアメリカに行くことになります。
しかし、1905年といえば、日本はロシアとの戦争の真っ最中。
渡米が難しい状況でしたが、監督が早稲田大学の創始者で総理大臣も務めたことのある大隈重信に直談判し、渡米が実現。
そして、この1905年が日本の野球チームがアメリカに行った最初となります。
早稲田大学野球部は、日本とアメリカの野球の違いを色々と目の当たりにすることになります。
そしてそのひとつに、応援の方法「カレッジ・エール」を見ることになります。
それまでの日本の応援スタイルと言えば、個々で大声で叫んだり、ヤジを飛ばしたりといったものでした。しかし、組織的に応援をする「カレッジ・エール」に感銘を受け、日本に持ち帰ります。
帰ってきたその年に、ライバル慶応大学と3回戦で試合をおこないました。1勝1敗で迎えた3戦目に「カレッジ・エール」が登場。
そして、その試合に早稲田大学が勝利することができました。
応援で有名な「コンバットマーチ」も早稲田大学
フレーフレー以外にも、応援で有名なもの「コンバットマーチ」も、実は早稲田大学と関係が深いんです。
あなたも、運動会などで一度は耳にしたことがあるのではと思います。
この曲は、1965年に当時早稲田大学応援部吹奏楽団の4年生だった三木佑二郎が作曲。その年の早慶戦で披露されました。
あとがき
いかがでしたか?
フレーフレーは、英語のhurrayから来ていて、日本語では「万歳」。
これを日本で使うようになったのは、明治時代、早稲田大学野球部がアメリカに行って、向こうの応援スタイルに感銘を受け、持ち帰ってきたことが由来となっていたんですね。
以上、応援団のフレー!、フレー!の掛け声。どういう意味なの?でした。
なるほど!と思っていただけたら嬉しいです。それでは(^^)/
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