【由来】日本の国旗が「日の丸」なのは何故?

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日の丸の由来

日本の国旗と言えば「日の丸」。

でも、なぜ「日の丸」なのでしょうか?

 

世界を見ると、アメリカは「星条旗」、イギリスは「ユニオンジャック」・・・

など、数多くの国旗がありますね。

 

それぞれの国旗には、その国の歴史や信念、主義などデザインの由来になっているものが多くあります。

 

例えば、アメリカ「星条旗」

日の丸 星条旗 由来

横線は13本あります。これはアメリカが1776年にイギリス・スペインから独立をした時の州の数を表しています。(国旗は1777年に作成)

ちなみに、赤色は母国であるイギリス、白色は独立したアメリカを表しているそうです。

そして星ですが、現在の州の数を表しています。

州が増えていくたびに星が追加。現在の国旗は「ハワイが併合された時(1959年)」に50個になったものです。

 

そして、イギリスの国旗「ユニオンジャック」

日の丸 ユニオンジャック 由来

今のイギリスになる前は4つの国に分かれていました。

そのうち「ウェールズ」以外の3国「スコットランド」「北アイルランド」「イングランド」が併合した1801年に、それぞれ3つの国の旗が重ってできたのが「ユニオンジャック」の由来です。

日の丸 ユニオンジャック 由来

 

さて、私たち「日本」の国旗の由来はどうなんでしょうか?

なぜ「日の丸」なのか気になるところですよね。

その疑問を解決していきます!

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日本の国旗が「日の丸」なのはなぜ?

国旗はなぜ日の丸

太陽を大切に考えている

日本の国旗は正式には「日章旗(にっしょうき)」といいます。

赤い部分は「太陽」を象徴していると言われています。

日本人は古来より、太陽は人々に恩恵をもたらすものであり、とても大切な存在としてきました。

 

現在、日本のシンボルである天皇・皇室の祖先は、「天照大御神(あまてらすおおみのかみ)」とされ、太陽の神様であることからも、太陽をいかに大切に考えているかがわかります。

日の丸の由来 天照大御神

出典:「斎庭の稲穂」今野可啓 神宮農業館蔵

ちなみに国旗の色ですが、赤と白にそれぞれ意味があります。

赤はは正式には「紅色」とされ、「博愛と活力」を意味し、また白は「神聖と純潔」を意味すると言われています。

 

日出ずる国

日の丸の由来 聖徳太子

飛鳥時代(592~710年)に、聖徳太子が小野妹子らを隋(今の中国)に派遣し、隋の皇帝に国書を渡しました。(遣隋使)

その中に有名なフレーズがあります。

「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無きや」

 

確か小学校の社会の授業で出てきたフレーズではなかったかな、と思いますが。

このことからも自分の国を「太陽が昇る国だ」と強く意識していることがわかりますね。

 

そして、その当時の中国から日本は「倭(わ)」と呼ばれていましたが、701年の「大宝律令」の制定において、国号を「日本」としました。

ちなみに「和風」「和服」「和食」などの「和」は「倭」から来ています。

古くに日本が「倭(わ)」と呼ばれていたことに由来します。

 

源平の旗が日の丸の由来?

源平の戦い

源平合戦

その後、奈良、平安時代と時を経て、平安時代の末期になると、源氏と平家の戦いがおこります。

平家は「赤地に金丸の旗」、源氏は「白地に赤丸の旗」を掲げて戦いました。

そして、最終的には源氏が勝利し、鎌倉幕府が開かれました。

 

その後、代々の将軍たちは、源氏の末裔を名乗り「日の丸」を掲げることで、「天下統一を成した者の証」として受け継がれていったのでは、と言われています。

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江戸時代末期にナショナルフラッグに

国籍をアピールする「ナショナルフラッグ」として使われ始めたのは江戸時代末期。ご存じ、ペリーが黒船でやってきた時代です。

ペリーは2度来航しますが、1度目時に「次来るときは、国籍がわからん船は沈めてしまうぞ」と言われ、「こりゃ、船に旗をつけなきゃいかん」となります。

最初は日の丸ではなく、徳川家の祖先である新田家の「中黒」という旗を付ける案がありました。

新田家の旗

新田家の旗「中黒」

しかし、薩摩藩主の島津斉彬が「日の丸がいい!」と提案。

斉彬が「日の丸」にしようと思ったのは、桜島から昇る太陽を見てヒントを得たようです。

「美しか~、これを国旗にするのがよか~」的なことを家来に言ったそうです。

日の丸第一号の船

「昇平丸」

薩摩藩が幕府に献上した蒸気船「昇平丸」に掲げられました。この船は日本で「日の丸」を付けた第一号だといわれています。

 

外国から200億円で売ってくれと頼まれる

明治時代には、こんな面白いエピソードがあります。

イギリスやフランス、オランダなど諸外国人が、日の丸の旗の美しいデザインに魅了され、大金を払うから売ってほしいと。

(現在の価値にするとなんと200億円にも相当する金額だったそう)

日の丸を買いたい

「ワォー、トッテモ ビューティフルデスネ~。ワタシタチニ「ヒノマル」ヲ ウッテクダサーイ!」

「国を売り渡すような行為はせん!」

その当時は財政難で喉から手が出るほど欲しかったはずでしたが、キッパリ断ったんだそうです。

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法律として国旗を定めたのはいつ?

正式に日本の国旗として定められたのは、平成11年(1999年)です。実は、意外と最近の事なんですね。

「国旗及び国歌に関する法律」が公布され、定められました。

それまでは長く慣習として使われていて正式に法律には定められてなかったんですね。

 

正式に定められる前までは、特に決まりが無く、紅白のデザインの比率は適当なものだったんだとか。

この法律で、旗の縦横比が2:3、旗の中心を円の中心にして縦の5分の3を直径として描き、色地は白 日章は紅と決められました。

 

国旗制定記念日(1月27日)

祝日と祭日

1月27日は「国旗制定記念日」なんだそうです。

先ほど解説した「国旗及び国歌に関する法律」の制定された日ではないんですね。

1870年(明治3年)の1月27日に、商船規則で国旗のデザインや規格が定められたことが由来となっています。

 

以上、【由来】日本の国旗が「日の丸」なのは何故?  でした。

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