栄養価の高い食べ物として、大注目のブロッコリー・スーパー・スプラウト。
先日10月15日放送の「世界一受けたい授業」で、「全国栄養士208人厳選!栄養価の高い食べ物ランキング」で見事ランキング1位に。
抗がん作用が高く健康のためにとても良い食材。
ブロッコリー・スーパー・スプラウトの効能や効率の良い食べ方なども気になるところですよね。
成分・効能・食べ方など、詳しく知りたい方はどうぞご覧ください!
ブロッコリースーパースプラウトとは
ブロッコリースプラウトというのは、ブロッコリーの新芽です。
そして、今回紹介する「ブロッコリースーパースプラウト」は何が「スーパー」なのでしょうか?
この「ブロッコリースーパースプラウト」は、先端予防医学で有名な※米国ジョンズ・ホプキンス大学と、村山農園の製造・販売のライセンス契約している国内唯一で特別なものなのだそうです。
選ばれた品種の発芽3日目のブロッコリースプラウトで、有用成分を高濃度にした、まさに「スーパー」なブロッコリースプラウトなのです。
※「食物が含む有用成分での病気予防」の権威、ポール・タラレー博士(ジョンズ・ホプキンス大学)が、ブロッコリーの有用成分を発見したことが始まり。
成分は注目のスルフォラファン!
ブロッコリーの有用成分の一つ「スルフォラファン」。
これが病気予防の効果発揮。
スルフォラファンは、ファイトケミカルの一種。
ピリッとする辛みの元は、このスルフォラファンのおかげ。
ファイトケミカルとは・・・
自分の力で動けない植物が自身を守るためのもので、植物が含む天然の化学成分のこと。
「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」に並ぶ第7の栄養素。
スプラウトは、一番弱い成長段階時期で、ファイトケミカルを豊富に含んでいるのです。
スルフォラファンがいっぱい!
成熟したブロッコリーには微量なスルフォラファンしか含まれていませんが、スーパースプラウトは高濃度化され、なんとブロッコリーの20倍以上のスルフォラファンが含まれています。
ブロッコリースーパースプラウトを50g食べれば、ブロッコリーを1kg食べたと同じ量を摂ることになります。
「スーパー」ではない普通のブロッコリースプラウトの場合、ブロッコリーの7倍の摂取量となり、それを考えると、まさに「スーパー」スプラウトといえる食材なのです。
6つの効果
1.ガン予防(解毒効果)
大気中の酸素や飲料水、食品などが含む化学物質の一部は、体内の悪玉酵素によって発ガン性物質に変わります。
また、それが細胞内のDNAを傷つけることで、発ガンするリスクが高まります。
もともと私たちの体には、善玉酵素によって発ガン物質を無毒化して体外へ出す働き(解毒)を持っています。
しかし、解毒が間に合っていかないと発ガンのリスクが高まってしまいます。
この解毒を助けるのが、ファイトケミカルの一種「スルフォラファン」です。
これは解毒酵素を増やす働きがあり、またガン細胞の自滅も促すという研究結果も。
2.ピロリ菌を除去
日本人の2人に1人が持っていると言われるピロリ菌。
この菌は、胃がんや胃炎などを引き起こす菌として知られています。
強い胃酸の中でも生きることができるこのピロリ菌は除菌が難しいと言われています。
しかしそんなピロリ菌に対して「スルフォラファンには、菌を殺してしまう作用がある」との研究結果が報告されています。
3.二日酔い・悪酔いの軽減
頭痛や吐き気など悪酔いの症状は、アルコールの代謝の際に出てくるアセトアルデヒドという物質が原因。
血中のアセトアルデヒド濃度が高くなると、悪酔いの状態に。
スルフォラファンが、アセトアルデヒドの代謝を促してくれます。
解毒力は、あのウコンの約25倍も!
4.花粉症の抑制
スルフォラファンには、炎症を引き起こしてしまう抗体を過剰に生成しないよう抑える効果があり、アレルギー反応の抑制になるとされています。
5.メタボ対策、ダイエットに効果
高脂肪な食事をとった際など、内臓脂肪の蓄積を抑える働きがあるとされます。
内臓脂肪の蓄積を抑えることで動脈硬化予防など、生活習慣病の予防・メタボ対策に効果が期待できます。
6.老化予防
老化は、体内の細胞が酸化することで起きます。イメージとして鉄がさびるような感じでしょうか。
この酸化現象は「活性酸素」が原因です。
活性酸素は、酸素の他に内に紫外線・大気汚染・喫煙・ストレスなど様々な要因で発生します。
スルフォラファンは、元々体内にある抗酸化酵素の生成を助け、活性酸素を除く作用がります。
スルフォラファンの抗酸化作用は期間が長いのが特徴。
ビタミンCやビタミンEは、数時間で効果を失いますが、スルフォラファンは約3日間も持続できると言われています。
効果的な食べ方
よく噛んで食べることで効果を発揮!
スルフォラファンは、ブロッコリースーパースプラウトが直接含む成分ではなく、スルフォラファンの前段階の物質「ミロシナーゼ」という酵素です。
よく噛むことでブロッコリースーパースプラウトの細胞を壊し、別々に存在していた物質と酵素が結合し、スルフォラファンが生成されます。
なので「よく噛んで食べる」ほかに、「包丁で刻む」「ミキサーにかける」など、細胞を壊して食べるのが効果的です。
この時注意が必要で、スルフォラファンは空気にふれると効果が薄れてしまうため、放置しないですぐ飲食しましょう。
「生」で食べるのが効果的!
スルフォラファン自体は熱に強いのですが、スルフォラファン生成の元となる酵素「ミロシナーゼ」(ブロッコリースーパースプラウトに含まれている)が熱に弱い。
この酵素が壊れてしまうと、スルフォラファンは生成されないため、熱を加えない「生」で食するのが効果的な食べ方です。
しかし「生」が苦手な人な場合でも、熱を加えて有効成分が全くなくなってしまうわけではないので、「生」よりは効果が落ちますが、茹でたりなどして食べてもOKです。
1週間に1パック以上食べるのが効果的
摂取の目安としては「1週間に1パック以上」をおススメします。
サプリメントや薬ではないので量は決まっているわけではありません。
普段の食事でほかの野菜のように食べれば良いでしょう。
しかし、スルフォラファンの効果を考えると、1週間に1パック以上は摂りたいところです。
また、3日間ぐらいの感覚で食べるのが効果的です。
それは、スルフォラファンを摂取してから「解毒」「抗酸化」の作用が約3日間維持するためです。
食べ方 調理例
・冷奴などの付け足し
・魚や肉などの付け足し
・サラダにトッピング
・ポテトサラダの彩りにちょい乗せ
・そば、そうめん、冷やし中華、ころうどん等、冷たい麺類の彩りに
・スープや汁物の出来上がりにちょい乗せ
などなど様々な調理に使えますよ♪
ブロッコリースーパースプラウト まとめ
病気予防、ガン予防に効果が高いとされる成分「スルフォラファン」。
その成分が熟成ブロッコリーの20倍以上もあるのが「ブロッコリースーパースプラウト」。
おもな効果は
- ガン予防
- ピロリ菌退治
- 悪酔い軽減
- 花粉症などアレルギー抑制
- メタボ対策
- 老化予防
と、まさにスーパーフードでしたね。
あと効果的な食べ方として、できるだけ「生」で「よく噛んで食べる」ことと、「3日間に1回ぐらいのペース」で「1週間に1パックぐらいの量」を摂ることでした。
調理例も沢山あるので、継続的に食べれそうですね。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました。
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