ポチ袋と言えば、お年玉を入れるご祝儀袋の事ですが・・・
そもそも「ポチ袋」の「ポチ」って何なのか気になったことありませんか?
「ポチ」って、犬の名前みたいですが・・・
ポチ袋の由来を調べてみました。
ポチ袋の意味・由来
ポチ袋の「ポチ」は「これっぽっち」が由来です。
「ポチ」という言葉は、関西地方での方言で、「点」「小さい物」「ほんのわずかな」などの意味を持ちます。
江戸時代、京都の花街などで裕福な商人などがひいきの芸者さんに「チップ」を「ぽち」と言って渡していました。
これは、花街では決められた正規の料金だけ払うのは失礼だとされ、また、お金のことを直接口にするのも野暮だとされていました。
そのため「ポチ」という隠語を使って、「此れ、ポチだよ」といって渡していたのが由来と言われています。
また、チップを渡すのは主に裕福な商人で「これっぽっちですが・・・」と結構な金額を渡していました。
この見栄を張ることは商人の美学とされ、「ポチ」という言葉が広がっていったと考えられています。
そして次第に花街以外でも日常生活でも、ちょっとしたお礼に「ポチ」という言葉が使われるように。
さらに明治時代になると、文明開化で海外の文化も入り、「チップ」の文化が全国的に広まります。
現在のようににポチ袋といえば「お年玉のご祝儀袋」となったのは、昭和30年代になってから。
お年玉といえば、昔はお金ではなく「お餅」が一般的でした。
それが高度経済成長期を迎え、「お餅」よりも生活に実用的である「お金」をお年玉として渡すのが一般的に広がっていきました。
それで現在では、「お年玉を入れる袋」=「ポチ袋」が定着しました。
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あとがき
いかがでしたか?
「ポチ袋」は、関西が由来で、芸者さんなどにチップとして渡していたのが始まりでした。「ぽち」は「これっぽち」から来ていて、「ほんの少し」という意味でした。
以上 ポチ袋の「ポチ」って何?意味と由来を解説! でした。
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